DETAIL
AK-69が初めて監修する日本酒
日本酒アーキテクト山本渾身の作品
限定ボトルのデザインを人気tatoostudio美漸が手がける。
日本酒は製造中につき、味や香りなどが説明と異なる場合がございます。
通常賞味期限は設けておりませんが、開封後はお早めにお召し上がりください。
※写真のグラスはつきません。
【日本酒について】
ファントムの日本酒アーキテクトである山本がAK-69をモチーフに日本酒を設計。陰と陽、6と9にちなみ酵母は協会6号と協会9号という日本を代表する酵母を使用した「陸と玖」という最高級の純米大吟醸を完成させた。
ファントムでは奇怪な酒が造られていく中で、王道で直球型も造れる技術の証明をここに示す作品。
陸(ロク)は華やかで余韻に浸れるように、玖(キュウ)は切れ味が鋭いすっきりした味わいに。
【ボトルについて】
ボトルに関してもAK-69のアイデアとイメージを元に、華やかさとダークな2つの面をもつ、真っ黒いシャンパンボトルのような形状のボトルを採用。ラベルのアートワークは今回のために書き下ろした美漸を主宰する松本篤志の2種類のデザイン。
■酒質のこだわり
今回はこの企画のエヴァンジェリストとして協力いただいている「AK-69」の由来から
秋田の6号酵母と熊本の9号酵母(正反対の場所の酵母)を使用して酒を造ってみようとなりました。
そして、同じ原料と同じ環境の中で対照的(スウィートとドライ)な酒を醸したいという
設計を元に無理難題を関谷醸造の宮瀬杜氏を通して醸されていきました。
どちらも普段では使用しない酵母に宮瀬杜氏はかなり悩んだと思います。
酵母は「キャラクター」だと思ってください。
双子でも性格は違いますよね?
キャラは酵母であり、
このキャラクターを活かさなくてはなりませんし、この性格に振り回せるのが酒造りです。
原料には最高級の「特等山田錦」を「麹米」「掛米」どちらにも100%使用してます。
もちろん兵庫県産米です。その米を「35%」まで磨きました。米は磨けば磨くほど高級になりますが単純に多く磨けば良い訳ではありません。
私の中ではある程度の持論があり、35%以上磨くにはそれなりの理由が必要であり、
その必要性がないのに磨くのはただのパフォーマンス?にも感じれるからなのです。
磨けば磨くほど雑味の原因(例えば脂質やタンパク質)などを削ぎ落とし、スッキリした華やかな酒を簡単に醸せます。しかし、あえて磨きすぎない事で米本来の特徴「旨味」「甘み」を出す事でその蔵の技術や特徴が出せると思っており、精米35%っていうのは、誤魔化しの効かない技術を通して、米の特徴を全面にしっかりと出せる割合・・・とても考え抜かれた精米歩合だと思ってます。
■ 商品名
玖(きゅう)純米大吟醸 720ml
■スペック
精米歩合:35%
原材料:米・米麹 (麹米掛米:特等山田錦100%使用)
アルコール度数:16.1 %
日本酒度:+5
酵母:協会9号
酸度:1.8
アミノ酸度:0.6
グルコース:0.591
粕歩合:50%
■スペックのこだわり
通常よりも多くスペックの詳細を記しております。精米35%、特等山田錦だけではないというところを少し。こちらの商品は協会9号酵母といって特徴に「酢酸イソアミル」という酸の特徴があります。バナナやメロンのような吟醸香が特徴です。その特徴を活かしつつも、グルコースを通常よりも高く設定して米本来の甘みを多く引き出しました。そして粕歩合も通常より高く設定し、アルコールを16.1%の原酒にする事で厚みのあるフルボディタイプ味わいに仕上がってます。
■味わいの特徴
関谷醸造の関谷社長が一言「吟醸酒のお手本のような酒が出来た」と唸りました。
陸は完熟系果実のイメージで食前酒的な要素が高い酒質でしたが、こちらも原料や環境が同じであるだけに説明が似通ってます!しかしながら対極的というか正反対の部分がずばり「触感」ですかね。粘性があり口内にコーティングされるような触感と余韻が長い「陸」に対して、スッキリなドライタイプに仕上がってます。
口当たりはほのかに果実感を感じる程度ですが、口に含むと一気に開きます。
しかし粘性が絶妙で飲み応えがありつつも「キレる」イメージです、飲み込んだ後の余韻や喉越しも本当に爽やかで食中酒としての側面も期待できます。
ぜひ陸と飲み比べてほしい商品だと言えます。
商品の出荷日は満月の日です。
日にちの詳細は、注文確認メールにてご案内いたします。