DETAIL
愛知の匿名醸造家集団が醸した限定商品
通常流通しない禁断の酒「SHIKIシリーズ」はテーマの異なる４タイプの種類が存在する
四季、式、士気、色、指揮を元に名付けられたシリーズでファントムメンバー渾身の純米大吟醸酒
※通常賞味期限は設けておりませんが、大変デリケートな商品ですので開封後はお早めにお召し上がりください
【日本酒について】
20名を超える愛知の醸造家が蔵（ブランド）の垣根を越えて集結し、
日本酒アーキテクト山本指揮のもと、4つのチーム編成で製造にあたった純米大吟醸酒です。
山本が4つのテーマを与え、各チームが競い合うように日本酒の腕を試しあった結果生まれた偶然にも近い、一度きりの怪作です。
《テーマ》
今回のテーマは同じ
同じ環境であること,同じ原料であること,同じ精米歩合であること
違うのは製造過程や酵母のみです。
基本は全て愛知であること
米は愛知県新城産の山田錦100％
水は関谷醸造の仕込水を使わせてもらってます
精米歩合50％
《楽しみ方》
四季に合わせて
香り華やか,爽やかスッキリ,濃醇旨味たっぷり,酸味が程よくある旨味甘味系
としてそれぞれ楽しめますが、同じ条件の中から造られた商品たちは
飲み手の好きなブレンドでも楽しめるようになっております
美味しいお酒を楽しめる時代
でもこれからの時代、もっと美味しいお酒を楽しむためには
自分から攻撃的に美味しいを自分で求めていく時代になっていきます。
普通に飲んでも美味しいですが
攻めて攻めて、自分なりの美味しいを見つけてください
■商品スペック
■SHIKI 「PLEASANT Sp」
原材料：米・米麹
使用米：愛知県新城産 山田錦100％
使用麹菌：使用量：20−40g/100kg
使用酵母：k1801
酒母：中温速醸
仕込温度：添13.5℃ 仲8℃ 留6℃
目標数値：日本酒度0/ ALC度16-16.5% / 酸度1.3-1.4 / アミノ酸度 0.9-1.1/ グルコース1.8 / 醪30日 /最高BMD 40以上 / 粕歩合 45%
テイスティングコメント
春を思わせるような果実感のある香りと甘味が特徴。
林檎やバナナを思わせるような柔らかな香りがあり、程良い酸味が喉越しと余韻を
スッキリさせてくれるので飲み飽きしない味わいに仕上がっております。
おすすめの飲み方
7ー10度前後がおすすめ
冷たくすればするほど飲みやすくなりますが、香りが隠れてしまうのでその場合は温度の上昇とともに立ち上がってくる香りを楽しむのもハイクラスな飲み方かも。
ロックや炭酸割でもおすすめです。
口径が広い酒器だとより特徴を楽しむ事が出来ます。
■SHIKI 「REFRESHING Su」
原材料：米・米麹・純米酒（匿名醸造家3蔵のブレンド純米酒）
使用米：愛知県新城産 山田錦100％
使用麹菌：使用量：50g/100kg
使用酵母：協会9号
酒母：アンプル
仕込温度：添16℃ 仲9℃ 留8℃
目標数値：日本酒度−18/ ALC度17% / 酸度2.4 / アミノ酸度1.3 / グルコース 3 / 醪25日 /最高BMD 60 以上 / 粕歩合 30%
テイスティングコメント
まさに怪作と言っていい商品になりました。
使用している純米酒は匿名蔵の熟成酒を3種ブレンドした摩訶不思議な味わい。
新酒のフレッシュさと爽快感を持ちながら「熟成感」が複雑に絡み合った味わい。
酒度-18度という超甘口・・・いわゆる貴腐ワインをイメージさせるような甘さを持っております。
スペックにも注目で酸度が2.4というように、甘いんですがクドくないんですね。
甘酸っぱい果実のようです。
シナモンやバニラのような味わいが特徴的で、飲み口は甘さがあり、口の中ではドライフルーツのような熟成感も感じることができる。余韻もほどよくありながら、喉越しは酸味が高いため極めてシャープな仕上がり。貴醸酒の中では極めて珍しい酒質となっております。
アイスクリームや熟れた果実、メロンやリンゴなど、またドライフルーツやクリームチーズ・・・そのようなタイプと合わせると特徴がしっかり出ることでしょう。
もちろん熱燗にしても面白いです。
この企画により相応しい、単体の蔵では絶対に造られることがないお酒だと言えます。
おすすめの飲み方
0−5度前後、50−65度前後
夏はビールなどの炭酸飲料など体を冷やす飲み物を多くとります。
その中で、夏の食材もまた体を冷やす効果の高い季節食材がたくさんあります。
その中で敢えて、この熟成酒をブレンドした貴醸酒を夏にしました。
冷やして飲むときは少しの量を「食前酒」として、食中酒としては「温めて」飲むことで
体にも優しい飲み方になります。
酒器としてはブランデーグラスのような酒器がおすすめです
設計者の思いがここに込められております。
■SHIKI「MELLOW Au」
原材料：米・米麹
使用米：愛知県新城産 山田錦100％
使用麹菌：使用量：60g/100kg
使用酵母：1401
酒母：速醸
仕込温度：添12℃ 仲9℃ 留6℃
目標数値：日本酒度+1〜＋3/ ALC度15-16% / 酸度 1.5-1.7 / アミノ酸度 1-1.2 / グルコース1.3 / 醪30日 / 粕歩合 40%
テイスティングコメント
ほのかにバナナのような「香り」を感じとれる特徴ですが、こちらのお酒の最大の特徴は「触感」です。
口の中に含んだときに感じるほのかな「味わい」としての甘さは早熟の白ぶどうや青リンゴのような程よい酸味と甘さが体験できます。
喉越しは切れ味がありシャープです。
酵母の特性を全面に出した酒質で、清涼感を感じられる味わいです。
食欲の秋、鍋料理や煮物、山の幸などの料理はどうしても味付けが濃く、
そのような季節料理に合わせるとスッキリと口内を整えてくれる洗練されたテクスチャー（触感）が特徴。
おすすめの飲み方
どの温度でも対応が可能な万能型
特に冷たくしたり、温めたりするなど提供の温度帯によって「触感」が大きく変わります。
ただ冷たくしてから温まってきても「春」ほどの香りの変化はありませんので
温度に合わせてグイッと飲んでいただくことをおすすめします。
注いでゆっくり飲むのはダメではありませんが、特徴がぼやけてしまうこともありますのでご注意を。
0°前後でシャンパングラスなどがおすすめです、他にも口が薄いグラスや、琉球グラスや錫など爽やかさを感じられる酒器でより特徴を楽しむことができます。
■SHIKI 「DEEPLY Wi」
原材料：米・米麹
使用米：愛知県新城産 山田錦100％
使用麹菌：使用量：40g/100kg
使用酵母：協会7号
酒母：キモト
仕込温度：添13℃ 仲10℃ 留7℃
目標数値：日本酒度−1/ ALC度17.7% / 酸度2 / アミノ酸度1.5 / グルコース2 / 醪25日 /最高BMD 55 以上 / 粕歩合 20%
テイスティングコメント
THE KIMOTO と呼べるほどわかりやすい教科書のような酒質です。
乳酸独特のヨーグルトの上澄みのような酸味と、お米の旨味と甘みを全面的が特徴です。
甘口タイプに入りますが穏やかな酸味が甘ったるさを感じさせません。
クリーミーかつ口内に広がる粘性も特徴的。口に含むとお米の旨味が口内をコーティングするように柔らかく包み込みます。
鍋料理、煮込み料理など、旨味や甘味を感じられる濃い料理には酒質の特徴が最大に発揮されます。
ヨーグルトの上澄みのような旨酸っぱい感じの印象を受けますが、
熱燗にすると酸味がまろやかになり、旨味と甘味がより強く感じられるようになります。
冷であれば酢の物やお刺身などの料理と相性がいいですが、熱くしていくことで鍋物や煮込み料理と言った味付けが濃い料理も相性が良くなります。
グラスというよりは錫や陶器などの土ものなど、香りや喉越しよりも旨味を全体に感じられる酒器がおすすめす。
冷であれば余韻は短く、熱くすると長くもなります。
お米の旨味や醸造技術の質の高さをしっかりと感じるのはこのタイプかもしれません。
昨今は香りが華やかな日本酒が特徴的ですが、これぞ日本酒という時代に媚びないお米を特徴を全面的に丁寧に出しているお酒と言えます。
おすすめの飲み方
35−45度前後、55−65度前後
基本的には温めて飲んでいただきたい商品です。冷めたお米より温かいお米といったところでしょうか。
人肌の温度からやや高めの温度では柔らかさが特徴的ですが
55−60度あたりまで上げると穏やかさが消えてビシッとします。
込めの旨味が全面に尖りますが、決して味わいが崩れることのない酒質。
最初に冷酒を一口飲んでから比較するとその味わいの変化にびっくりすることでしょう。
飲用温度帯の幅を楽しんでもらえるのがベストです。
また熟成としても面白いので一定定温管理で1-3年ほど熟成してから飲むのも面白いと思います。
