DETAIL
愛知県の名立たるオールスターが揃った匿名醸造家集団が醸す前代未聞の酒造り企画。二期目は愛知県を代表する「7蔵」の醸造家集団が1つの蔵元に集まり密かに貴醸酒を醸します。各蔵の技術と経験とクオリティを集結させた難酒への挑戦!前回お借りした蔵元は関谷醸造様、今回は岡崎の「丸石醸造」が舞台となります
愛知県7蔵から選抜された匿名醸造家集団が、史上最高の『貴醸酒』造りに挑戦!
愛知県の名だたる蔵人が揃った匿名醸造家集団が造る、前代未聞の日本酒。
前回よりも1蔵増え、愛知県を代表する「7蔵」の醸造家集団が集まり密かに『貴醸酒』を醸します。
各蔵の技術と経験を結集し、難酒へ挑戦!
前回お借りした蔵元は「関谷醸造」。
今回は岡崎の「丸石醸造」が舞台となります!
固定の醸造所を持たず、蔵の方針や売れ筋に縛られない匿名醸造家集団が醸す『ファントムプロジェクト』が遂に始動!!
ここ数年、世界で広まり、そのクオリティの高さが人々を唸らせている日本酒。
日本酒は思うがままの味をつくることができる“科学”の側面と、連綿と受け継がれてきた“歴史”という二面性を持っています。
私たちはその二面性を統合するため一旦、酒蔵という概念を解体し、再構築(リビルド)することが必要であると考え今回のプロジェクトを立ち上げました。
愛知県には42の酒蔵があります。
その中の6蔵の総勢20名のオールスターと共にこのプロジェクト第一期は始動しました。
そして今回の第ニ期目は1蔵増え、7蔵の選抜チームとして各蔵から頭クラスの醸造家7名のチームで挑戦が決定。
この企画は愛知県7蔵の醸造家達が自社のブランドを飛び越えて、「匿名を条件に1つの醸造所」に集結し日本酒を醸す前代未聞のプロジェクトです。
《何故このプロジェクトを行うのか?》
最大の理由は「美味しいお酒を醸す為だけではない!?」
愛知県には42もの酒蔵があります。
現状の問題点として酒蔵の継承者はいても、杜氏(酒造りの最高責任者)を含めた「醸造家」の継承は中々難しいもの。
日本酒ブームの裏では、この醸造家達の技術継承問題が深刻化しています。
その中でも愛知県は特に大きく問題になっており、各蔵元の技術を継承することは大きなテーマになっています。
なぜなら、醸造家は単に要領を覚えたら出来る仕事ではなく、鍛錬された技術や確かな知識、優れた精神力と体力を併せ持つ「特別な技術者」だからです。
「匿名」であることを条件に、各ブランドを背負う醸造家達が一つの蔵で交流を深め、実際にプロダクトを醸すことで互いに技術研鑽&共有をし、知識・経験値を高めてゆく今回のプロジェクト。
前代未聞の取り組みではありますが、それぞれの酒蔵がもつ最先端の醸造設備や伝統的な技法を融合させ、各蔵での技術継承と愛知県全体を日本のトップクラスに押し上げる醸造技術のレベルアップを目指しており、美味しいお酒を醸す為だけではない理由がここにあります。
注目のポイントは、まさに前代未聞の酒造り!
前回は6蔵20名で4つの商品を醸しましたが、
今回は2期目ということで、互いの伝統技術と最新設備を研鑽し、
総勢7名の蔵人が日本酒の中でも高級で難酒とされる「貴醸酒(きじょうしゅ)」に挑戦します。
《貴醸酒について》
貴醸酒(きじょうしゅ)とは、日本酒の中でも特に高級な部類に属するお酒です。
簡単に言えば本来日本酒の原料である米・米麹・水になりますが、この水の代わりに日本酒で仕込む独特の手法で醸します。
通常の日本酒とは異なり、醸造過程で麹菌が発酵する期間が長く、発酵の進行をゆっくりとさせることで、芳醇な香りや豊かな味わいを生み出します。今回の参加蔵でも経験したことのない醸造家も多くいます。
貴醸酒は、醸造家の技術や経験、知識だけではなく、原料、水質、気温などの自然環境の条件によって、それぞれ独自の味わいを持っています。
一般的な味わいの特徴としては、酒を酒で仕込む為、味わいが濃醇で深みがあり、厚みのある蜂蜜のような甘味、口内にまとわりつくような粘性と、くどさを感じさせない後味の爽やかな酸味が特徴と言えます。
冷酒から飛び切りの燗酒まで幅広い飲用温度で楽しめるの特徴であり、デザート日本酒としての側面もある高級酒としても知られています。
このプロジェクト「最大の魅力」であり前代未聞と伝えるポイントは、水の代わりに使用する「日本酒」を、参加7蔵の純米酒を持ち寄り全てを「非公開の配合」でアッサンブラージュ(ブレンド)してるところ。
もちろんこの配合も匿名醸造家達が行っております。
そして圧巻なのは、ベースとなる愛知県産米「夢山水(ゆめさんすい)」(精米は50%)で仕込む水も、各蔵から持ち込んでブレンドして仕込むという方法です。
精米もファントムメンバーの蔵元で丁寧に自社精米しております。
一体どんな貴醸酒になるのか?
一体どんな味わいになるのか?
誰もが予測出来ない今回だけの「夢の企画」になりました。
商品名は「混沌(こんとん) CHAOS(かおす) AK1234567…」
無秩序で様々な要素が入り乱れ、常識に縛られない狂気の醸造という思いから名付けました。
混沌とは渾沌とも表現され、天地が分かれる前の状態のことであり、神話に登場する異形の神の名前にも由来しております。
渾沌の顔には目、鼻、口、耳の7穴がなく、これを設けたところ死んだという伝説があり、まさに今回の7名が1つになって造り上げた狂気の貴醸酒であります。
AK1234567… は愛知県のプロジェクトであるということ、匿名である故に名もなき醸造家達の名前をNoにしました。また、このプロジェクトのエヴァンジェリストでもあるAK-69へのリスペクトも含めて、今後1人でも多くの醸造家たちを巻き込んでいきたいという思いからになります。
貴醸酒が人気の理由
食事との相性の良さ
貴醸酒は、食事との相性が非常に良く、様々な料理に合わせて楽しむことができます。特に、日本料理や和食との相性が抜群で、料理の味わいを引き立たせることができます。贈り物としての人気の貴醸酒は、特別な日やお祝いの席などの贈り物としても重宝されています。高級感があるため、贈る相手に喜ばれることが多く、特にビジネスシーンでの贈り物にも適しています。
豊かな味わいと香り
貴醸酒は、長期間の醸造や熟成により、豊かな味わいと香りが特徴です。そのため、普段飲むお酒とは一線を画す高級感があり、特別な日やお祝いの席にふさわしいお酒とされています。
上質な原料の使用
貴醸酒は、上質な米や水、麹などの原料を使用して作られます。そのため、製造工程や環境の条件によっても味わいが異なり、一本一本が酒造家の技術やこだわりが詰まったお酒となっています。
貴醸酒は高級感があり、上質な味わいや香りを楽しめるため、多くの人々から愛されています。
《今回お借りする舞台は丸石醸造》
※今回の酒蔵は全国で人気急上昇「二兎」醸造元の丸石醸造様に決定
このファントムプロジェクトは匿名醸造家集団が集まり酒を醸す企画ですが、その為には酒蔵を借りなくては酒が醸せません。
しかし、貸すと言っても現場を回しながら他所もの達が集まるわけですから大きなリスクや労力なども背負ってしまうプロジェクトのため交渉は難航を極めます。これは酒蔵の皆様なら当然理解できる高いハードルであります。
その高いリスクを理解した上で快諾して頂いた今回の舞台は、現在「二兎」で人気急上昇中の酒蔵「丸石醸造」さんになります。心からご協力に感謝しております。
製品情報・仕様
貴醸酒 火入れ
商品名:貴醸酒「混沌 CHAOS」AK1234567...
原材料:米、米麹、清酒(匿名醸造家集団7蔵の純米酒ブレンド)
容量:720ml
精米歩合:50%
目標数値:日本酒度−30/酸度2.5/アミノ酸度2/アルコール度数15%
製造国:日本